口腔機能低下症の検査

 

口腔機能って何?

 
お口には、「食べる」「話す」「呼吸する」「表情をつくる」という、4つの大きな機能があります。
 
日ごろは、お口の機能なんてほとんど気にせずに生活していると思います。しかし年齢を重ねるとともに、知らず知らずの間にお口の機能が低下していきます。このことをオーラルフレイルと言います。
 
いつまでも若々しい健康生活をすごすために、50歳をすぎたら、口腔機能検査を受けませんか?(50歳以上の方は保険適用になります)
 

口腔機能の検査はどんなことをするの?

 

7つの項目を検査します(保険診療で30分ほどの検査です)

  • 口腔衛生状態(舌がどの程度汚れて いるか)
  • 口腔乾燥(お口の中の乾燥状態) 専用の機器でお口の中の水分量を測定します
  • 咬合力低下(咬む力)がどれくらいあるのか専用の機器で測定します
  • 舌口唇運動機能 発音機能の検査です。パ・タ・カの発音回数を専用機の器で測定します
  • 舌圧測定 舌筋の力がどれくらいあるかを専用の機器で測定します
  • 咀嚼機能 咀嚼力(嚙み砕く能力)がどれくらいあるか専用の機器で測定します
  • 嚥下機能(嚥下機能質問シートに回答してもらいます)

早期発見で衰えを予防することが大切です

人の運動機能は、年齢と共に低下します。運動機能低下が進行すると全身虚弱から要介護へと進むことになります。
しかし、小さな機能低下の変化に気付き、適切な機能回復トレーニングを続けることで衰えを防ぎ、若々しい健康生活を長く楽しむことができます。