親知らずは、お口の一番奥に生えてくる歯です。若いころに生えてくる人もいれば、生涯、一本も生えてこない人もいます。
今回は、親知らずと口臭の関係についてお話したいと思います。
親知らずは食べカスがたまりやすい!
歯は、真っすぐ綺麗に生えている方が磨きやすいです。斜めに生えていたり、半分埋まっていたりすると、歯みがきが出来ず食べカスがたまりやすくなります。こういった状況では、少し気を抜くと、虫歯や歯周病などを簡単に発症してしまうのです。それに加えて、食べカス、歯垢や歯石が蓄積していくと、お口の中に臭いを発するようになります。これが、口臭の直接的な原因となります。
親知らずは虫歯になりやすい!
虫歯は、口臭の発生源ともなり得ることをご存知でしょうか。虫歯は、虫歯菌が活動することによって発症します。この虫歯というのは、悪化していくと、歯の根元の方まで侵入していきます。すると、そこで臭いの元となるガスが発生します。これが強力な口臭の原因になります。さらに言うと、親知らずというのは、隣の歯を虫歯にしやすい傾向があります。これは、親知らずが隣の歯に引っかかり、歯と接触しているためです。そのおかげで、隣の歯は歯磨きがしにくくなり、虫歯になってしまうことが多いです。
親知らずは歯周病になりやすい!
親知らずは歯周病を誘発しやすい傾向があります。歯周病が悪化すると、歯茎の中で細菌が増殖していきます。すると、歯茎の中には膿が発生し、これが口臭の原因となっていくのです。
このように、親知らずというのは色々なお口の異常を引き起こし、口臭を発生させます。ですので、口臭が気になっている人は、まず親知らずの状態を確認してみましょう。