こんにちは、今回は依然TVでも紹介され話題になったスウェーデン式歯磨き法についてお話したいと思います。
「虫歯や歯周病になってから」ではなく、「虫歯や歯周病になる前の予防を大切にする」という考え・治療方法を「予防歯科」といいます。
予防歯科といえば、世界的にスウェーデンが有名です。今回有り難いことに、予防歯科の世界の第一人者である「ドーベン・ビルクヘッド名誉教授(スウェーデン・イエテボリ大学)」のご講演を拝聴する機会がありました。
ご講演の内容がYou Tubeでみられます。
Dr. Dowen Birkhed in Tokushima 2023 | Day 1 | Root caries 日本語通訳付き ドーベン・ビルクヘッド先生講演「根面う蝕」 – YouTube
2+2+2+2(スウェーデン式)歯磨き法
- 2time per day「1日2回は歯磨きをする」
- 2cm toothpaste「フッ素入りの歯磨き剤(1,450ppm)を2センチ使う」
6か月(歯の萌出)~2歳 950ppmF(米粒程度の大きさ)
3歳~5歳 950ppmF(グリーンピース程度の大きさ)
6歳以上 1450ppmF(鉛筆の太さで2cm程度) - 2min brushing「歯磨きは2分以上」
- 2hours without eat/drink「歯磨きのあと2時間は飲食しない」
①歯ブラシに2cmの歯磨き剤(フッ素入り)をつけて、歯面全体に広げて塗る
②歯磨きは2分間かけて(途中で吐き出さない)行い、その後10mlの水を口に含んで30秒間クチュクチュうがいをして口全体や歯間部にフッ素成分を行き渡らせる。(スラリー・リンス)
③吐き出した後は水ですすがず(少量の水10mlで一回だけのすすぎはOK)、2時間は飲食をしない。
④1日に最低2回おこなう。
最初はなかなか慣れないと思いますが、是非実践してみてください。
前回お話した根面う蝕に関しても歯間ブラシにフッ素剤をつけて口腔ケアすることでむし歯進行抑制になるとおしゃってました。