みなさん、HPPという病気ご存知でしょうか?
遺伝性低ホスファターゼ症(HPP)とは、組織非特異的ALP遺伝子の活性低下により骨石灰化不全を特徴とする稀な病気(100万人あたり20人程度)で、指定難病の1つです。
骨変形等の骨格異常のほか、重度の筋力低下、けいれん発作、疼痛や呼吸不全などの症状をきたし、生後6か月未満の乳児に発症した場合、死亡率が高いと言われています。
これまでHPPに対する根本的な治療がなかったのですが、酸素補充療法薬というお薬が開発、販売され治療成績もあがっています。
HPPにかかっていると、乳歯が早期に抜けてしまうという事例があります。
血液検査で診断が可能ですので、もし乳歯が早期に抜けたという方がいましたら、歯科医師にご相談ください。