冷たいものや熱いものを食べた時に、突然やってくるあの鋭い歯の痛み。
経験されてる方が多いのではないでしょうか?
むし歯でもないのになぜ?
それは、知覚過敏症(ちかくかびんしょう)です。
痛い時と痛くない時がある?
知覚過敏では、同じ冷たいものを飲んでも、痛みが出る時と出ない時があります。
まず、冷たいものが歯の表面に上手く流れ込まなかったら、痛みは生じません。また、歯の痛みというのは、その時の体の調子によっても大きく変わってきます。
疲れている時、お口の中に不快な症状がでることって多くないですか?
なぜ知覚過敏症になるの?
1.強く歯を磨きすぎている。
硬い歯ブラシで歯をゴシゴシと磨いてしまっている人は、歯に圧力が掛かりすぎ、歯ブラシで歯を削っているのです。
歯は硬い組織ですが、酸に接触した後などはとても軟らかくなっています。また、歯の根っこの方は、エナメル質が薄くなっていますので、それほど硬い組織とは言えないのです。
知覚過敏が気になる人は、研磨剤が含まれている歯磨き粉は避けましょう。この研磨剤は、歯に傷をつけやすくなる主な原因と言えます。
2.以外と強い噛む力(咬合力)。
次に、知覚過敏の原因となりやすいのが、歯ぎしり(寝ている時の)や噛みしめ(ストレス状態時の)といった習慣です。
噛みしめは、イライラした時などにしてしまう場合が多いようです。
この時、顎にかかっている力は、男性で約60キロ、女性でも約40キロの力がかかっています。これだけ強い力がかかれば、いくら硬い歯と言えども、時にはヒビが入ってしまいます。
3.歯周病による歯根の露出。
歯の根っこはエナメル質が薄くなっており、外部からの刺激にとても弱いんです。歯周病になると、根っこを覆っている歯茎が下がっていきますので、根っこが露出することになります。
ここを強い力で歯磨きしたり、虫歯になったり、冷たいものや熱いのものの刺激で知覚過敏の症状が出てきます。
次回は知覚過敏症に対する対処法・治療法をご紹介します。
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(コラム:こうして治す。知覚過敏症!)