「歯グキ」下がってませんか?

歯茎が下がると、歯の隙間が目立ったり、歯が伸びて見えたりと、まず見た目が気になるものです。また、歯茎が痩せて見えるので、歯周病の進行も気になるところ。

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まずは、歯茎が下がってしまう原因を知りましょう。大きく下がってしまった場合には、歯茎を再生するような治療もありますが、その原因によっては、日々のケアによって、健全な歯茎の状態へと近づけていくことも可能です。

歯ぐきが下がる原因

歯周病によって歯茎が下がる

歯周病は、歯槽骨という歯の根っこが植わっている骨を溶かしてしまう病気です。歯槽骨が溶けて後退することによって、それを覆っていた歯茎も一緒に後退し、下がっていきます。歯周病は歯茎下がりの原因第1位と言われています。

歯軋り

歯軋りにより特定した歯に強い力が加わり、その力が歯が植わっている骨(歯槽骨)を溶かしていくことがあります。それに伴って歯ぐきも下がります。

強すぎる歯みがき

歯のケアをしっかりするあまり、逆に歯茎を痛めてしまうこともあります。歯茎を強くブラッシングし過ぎると、歯ぐきがダメージを受け、次第に歯茎が下がっていきます。硬すぎる歯ブラシにも要注意です。歯ブラシの硬さは「ふつう」くらいの硬さをおススメします。
また、歯ぎしりが続くと歯の骨が後退して、同様に歯茎が下がっていきます。

悪い歯並び

歯並びが悪く、歯が外側に押し出されるような力がかかる歯は、次第に歯茎が下がっていきます。八重歯をはじめ、乱杭歯で外側に出ているような歯なども、歯茎が後退していきます。

加齢によるもの

一般的に、歯茎は10年で2ミリ程度下がると言われています。従って、20代と50代の歯茎を比較すれば、年齢的な影響により、単純計算でおよそ6ミリ程度、歯茎が下がっていることになります。