シュガーレスのお菓子との上手な付き合い方

お菓子は食べたいけれど、砂糖が含まれているとカロリーが高かったり、虫歯になりやいというデメリットが頭をよぎります。
そこで、不安や罪悪感を払拭してくれるのが、シュガーレスのお菓子ではないでしょうか。
けれども、このシュガーレスのお菓子は万能ではないということは知っておきましょう。
特に、虫歯に関しては注意が必要です。

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「シュガーレス」とは・・・

まず、食品における「シュガーレス」という言葉の定義について知っておきましょう!
シュガーレスと聞くと、虫歯の原因になるような糖質全てが含まれていないように思いますが、実はそうではありません。グルコースやスクロース、フルクトースといった単糖類や二糖類のみなのです。
グルコースは小麦粉やお米、スクロースは砂糖、フルクトースはフルーツなどに豊富に含まれています。

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けれども、デンプンやオリゴ糖といった糖質は「シュガーレスの定義」には含まれていません。例えば、お米は、デンプンの塊ですよね。そして、このデンプンを細かく分解されたものがグルコースなのです。
このグルコースは、虫歯菌の大好物ですので、結果的に虫歯菌が酸を産生して、虫歯の発生を促してしまうのです。(参照:カイスの輪②)

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このように、シュガーレスの定義には、糖類の最小単位である単糖類や二糖類しか含まれていないのです。  

極端な話になりますが、先ほど説明したシュガーレスの定義の通り、デンプンで作られたお菓子は、シュガーレスと表示することが可能なのです。

ですので「シュガーレス」という表示だけで「これは虫歯にならないから大丈夫!」と安心することはできません。
食べたら、歯みがきを習慣づけましょう。