上手に脂質をとる~アンチエイジングと食事③~

脂質と聞けば、肥満やメタボリックシンドローム、皮下脂肪など嫌なイメージを想像しがちです。確かに代謝が下がる40代以降は、血管を汚す中性脂肪や悪玉コレステロールを増やさないように注意することが必要です。

しかし、脂質は体のエネルギー源になったり、ホルモンを作ったりする大切な栄養素です。

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そのためには、悪玉コレステロールを減らす働きを持つオリーブオイルや紅花油を摂るようにします。
牛肉や豚肉の脂は融点が高く常温で固まる性質なので、体内でも固まりやすく体を汚してしまいがちです。

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魚の油は融点が低く常温でも固まらず液体の状態なので、血管の詰まりや汚れを起こしにくく、逆にキレイにする効果も認められています。ただし焼き魚だと油が落ちてしまうので、煮つけや煮こごりなどにして魚を調理する時は油をしっかり食べるようにしましょう。

αリノレン酸を含む亜麻仁油は体内で魚の油と同じEPA、DHAに変わるので、魚が嫌いな人にはオススメです。