今回は食物繊維についてお話します。
食物繊維は、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」とに大別することができます。
「水溶性食物繊維」には、果物や野菜に含まれるペクチン、海藻に含まれるフコイダン、こんにゃくに含まれるグルコマンナンなどがあります。
「不溶性食物繊維」には野菜や穀物に含まれるセルロース、キノコに含まれるグルカン、カニ・エビに含まれるキチン・キトサンなどがあります。
食物繊維は胃や小腸で吸収されずに大腸に届き、食事のかさを増やして満腹感を与えてくれるすぐれたダイエット食品と言えます。
それだけでなく腸内を通過する際に小腸では免疫力を活性させたり、余分に食べ過ぎた脂肪を吸収しないように働きます。
また、大腸では腸内細菌のエサになったり、腸の汚れを落としてくれたり、便の量を増やして便秘を解消する働きもあります。
水溶性食物繊維も不溶性食物繊維もバランスよく食事に摂り入れましょう。