今この瞬間、上下の歯あたってませんか?TCHのおはなし

今この瞬間、あなたの上下の歯は咬み合ってる状態でしょうか?それとも離れた状態でしょうか?

普段の生活で、食事や会話をしている時やスポーツで歯を食いしばっている時など以外は、上と下の歯は全く接触して(当たって)いません。この状態を、下顎安静位と言います。
唇を閉じていても上下の歯は触っていない。その状態が正常な状態です。

しかし、仕事のストレスや、様々な原因で普段の生活の中で、上の歯と下の歯を無意識に当てたり噛みしめたりしている人(Tooth Contacting habit)がいます。そのような人は、たとえ強く噛みしめていなくても、上の歯と下の歯を軽く接触させただけで、その情報が脳に伝達され、口を閉じる筋肉が信号を受けとると、常に緊張の状態になりします。このことが、顎関節症や歯ぎしり・喰いしばりの原因になります。

Tooth Contacting habit(上下歯列摂食癖)

上の歯と下の歯を何もないときに接触させてしまう癖。

歯ぎしり・喰いしばり・顎関節症の原因になる悪い癖です。TCH(Tooth Contacting habit)は顎関節症、歯ぎしり・喰いしばりの原因になるだけでなく、咬筋や側頭筋といった咀嚼に関係する筋肉の凝り(過緊張)から、頭痛や首の痛み、肩こりなどの原因になりやすく、ひどくなると緊張した顔面の表在筋が神経を圧迫するため、めまいや視力低下を引き起こすこともあります。

自分でその癖を直すことで歯ぎしり・喰いしばり・顎関節症の症状が改善することがあります。

このような所見のある方は要注意

・舌の側面に歯形がついて凹凸がある方。
・ホホの内側に歯の噛みあわせの面と同じ高さの粘膜に白い線のようなものがある方。

認知行動療法

1. 認知する
 まず上の歯と下の歯を接触させる癖があることを自分自身で知ることが大切です。
2. 行動する
 職場や家庭など自分の行動範囲の中で目につくところに「歯を離す」などの『貼り紙』をして、それを見た時に歯が接触していたら、離すようにしましょう。

3. 継続する 
 悪癖を取り除くために貼り紙を見なくても無意識に歯の接触を回避できるようにしましょう。