唾液は縁の下の力持ち

唾液って1日にどのくらい出ているか知っていますか?

実は、1日に1000~1500mlもの唾液が唾液腺(唾液を作るを組織)から分泌されているんです。

そんな唾液。

普段はあまり意識しませんが、実は凄い力があるんです。

唾液パワー

唾液の作用

①消化作用
唾液に含まれるアミラーゼという酵素がでんぷんを分解する作用
②味覚作用
食べ物の味を感じやすいように、味覚物質を溶かす作用
③潤滑作用
口の中の食べ物を唾液で濡らすことで、喉を通りやすくする作用
口の中を潤し、発声を滑らかにする作用
④再石灰化作用
脱灰により溶け出した歯を修復する作用
⑤緩衝作用
口の中のPHを一定に保って、歯が溶けるのを防ぐ作用
⑥抗菌作用
唾液に含まれる抗菌物質が、細菌の繁殖を抑える作用
⑦自浄作用
口の中から汚れを綺麗に洗い流してくれる作用
⑧保護作用
舌や口の中の粘膜を潤し、乾燥から保護する作用

唾液の量はストレスや疲れ・加齢などに伴って減少します。

唾液の分泌は、夜寝ているときに少なくなります。そのため、夜間に口の中で細菌が繁殖しやすく、朝起きると、口の中がネバついたり、口臭が気になったりしがち。ですから「就寝前のお口のケアはより丁寧に・・・」を心がけることが大切です。
また、唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することがあります。

唾液をたくさん出す方法はよく噛むことです。食事の際にはよくかむようにしましょう。
さらに、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効です。