妊婦さんが陥りがちなのが、無意識のうちに歯磨き時間を短くしてしまうということです。妊娠によって体調が崩れたり、お腹が大きくなってくると、歯磨きをすることが億劫になってきます。しかし、毎日何分以上きちんと歯を磨くということは心がけていただきたいです。
ただし、歯磨きがストレスとなってしまっては、母体に悪影響が出てしまいますので十分注意してください。
どのような口腔ケアグッズがいいの?
妊婦さんは、嘔吐反射が起きやすくなっています。嘔吐反射とは、指を口の奥に入れた時に、吐きそうになるあの感覚です。
この吐きそうになる感覚が起こらないようにするには、まず、ヘッドの小さい歯ブラシを選択することをお勧めします。そして、歯磨きの最中もできるだけ、歯ブラシが舌に当たらないように気をつけましょう。
また、妊婦さんは臭いにも敏感になっていますので、香り付きの歯磨き剤も避けた方が良いかと思います。
つわりがひどい時は?
つわりの軽い時間帯を見計らって、歯磨きをしましょう。頭を上に向けず、うつむいた姿勢で歯磨きをすると、楽になります。
しかし、歯ブラシを口に入れてただけで吐いてしまいそうになり、歯磨きをすることが無理になる時期があります。そんな時は、無理をせずにデンタルリンスやうがい薬などで対応しましょう。