今知っておきたい言葉「ロコモティブ・シンドローム」

「ロコモティブ・シンドローム」という言葉聞いたことありますか?

以前、オーラルフレイルのお話しましたね。それに関連した言葉なのですが・・・
「メタボリック・シンドローム」という言葉はすでに社会に定着してますが、メタボに続いて今後、社会を賑わすであろう言葉でもあります。

今回はその「ロコモティブ・シンドローム」についてお話します。

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ロコモティブ・シンドローム

ロコモティブ・シンドロームとは加齢に伴い心身機能が低下(虚弱化)することをいいます。
人は年齢とともに、転倒、口腔機能の低下(オーラルフレイル)、認知機能の低下、尿失禁、筋肉の衰弱、歩行障害や関節障害など、高齢期の生活に負の影響をもたらす症状が現れます。そのなかでも、骨・関節・筋肉の部位に何らかの障害が引き起こされる状態を「ロコモティブ・シンドローム」といいます。また、筋肉量と筋肉機能が低下した状態を「サルコペニア」とも呼びます。

また、以前お話した「オーラルフレイル」は、この「ロコモティブ・シンドローム」の前症状として現れるという見解も最近よく言われています。

ロコモティブ・シンドロームによる歩行障害・関節障害や転倒等のケガは要支援・要介護状態のきっかけとなります。豊かなシニアライフをおくるためにもロコモティブ・シンドロームの予防対策が重要になります。