意外と知らない入れ歯の役割

歯を失った方にとって、入れ歯は食事を摂るために必要なものであることは皆さんもご存知かと思います。

入れ歯は食べること以外に、様々な面で多くの役割を担っています。

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入れ歯の役割

●残っている歯を助ける
入れ歯を装着することで残っている歯にかかる負担を減らすことができます。義歯がないと残りの歯に負担がかかり、そしてそれらの歯が徐々に駄目になり、義歯は更に大きくならざるを得ません。

●嚥下時の圧力を高める
上下の歯があることにより下顎のあるべき場所が確定します。そうして下顎が固定されることによって嚥下時に舌に力を入れやすくなり、その結果嚥下圧が高まり、誤嚥のリスクが低くなります

●咬むことにより脳へ刺激を与える
咬む刺激が脳に伝わり、認知症予防につながると言われています。

●唾液の分泌を促す
よく噛むことは唾液を出し、消化を助け、舌や頬を使うことで機能維持や口腔内の自浄作用にもつながります。

●顔貌が整い、言葉がはっきりする
入れ歯を入れたら10才くらい若返ったと言われた。」というお話はよく耳にします。入れ歯を入れることで、しゃべる言葉もはっきりします。

●直立した姿勢が安定し、歩行の安定にもつながる
体の平衡感覚が保たれ歩行の安定にもつながります。そのことで、外出する気持ちが芽生え「ひきこもり改善」につながります。

入れ歯を入れる事は人の健康を維持する上でとても大切な事です。

入れ歯が合わないという方は歯医者さんで入れ歯を調整してもらい、積極的に入れ歯を使うようにしましょう!!