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どうして痛くなるの?親知らず。

皆さんのお口の中には、親知らずが生えていますか?
親知らずは生えて来る人と生えて来ない人がいます。また、生えて来ない人でも、歯茎に中には親知らずが埋まっているというケースも多々あります。このように、親知らずというのは、人それぞれでかなり異なります。

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親知らずが痛む理由。

親知らず自体が虫歯になっているケース。
親知らずというのは、半分埋まっていたり、おかしな方向に生えていたりすることが多く、そういうタイプの親知らずは歯ブラシを当てにくいため、気付いたら虫歯になっていたということが多いです。そして、その虫歯が進行していくにつれて、強烈な痛みを発するようになります。
親知らずの周囲に歯周炎を発症しているケース。
親知らずの周りに菌がたまり、親知らずの周りの歯周組織に炎症がおきると、強い痛みや腫れを伴います。時には膿が出たりもします。こういう状態を智歯周囲炎といいます。
親知らずが他の歯を圧迫しているケース。
親知らずが横に向いて埋まっている場合などは、親知らずが前方の歯を押すことがあり、痛みが生じる場合があります。

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親知らずが痛んだら!!

一度、親知らずが痛みだすと痛みが治まっても繰り返します。
応急処置法としては、鎮痛薬(痛み止め)を服用することです。おそらく、どの家庭にも市販の鎮痛作用のあるお薬が常備されていることと思います。
更に腫れが伴っている場合は、患部をぬれタオルで冷やしてあげましょう。炎症時に出る熱をとってあげると少し楽になります。この時に注意してほしいのが氷水などでは冷やさないこと。冷やしすぎると患部の治りが悪くなります。

親知らずがある方は、早めに歯科医師に相談しましょう!!

 

どうしてなるの?知覚過敏!!

冷たいものや熱いものを食べた時に、突然やってくるあの鋭い歯の痛み。
経験されてる方が多いのではないでしょうか?
むし歯でもないのになぜ?
 それは、知覚過敏症(ちかくかびんしょう)です。

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痛い時と痛くない時がある?

知覚過敏では、同じ冷たいものを飲んでも、痛みが出る時と出ない時があります。
まず、冷たいものが歯の表面に上手く流れ込まなかったら、痛みは生じません。また、歯の痛みというのは、その時の体の調子によっても大きく変わってきます。
疲れている時、お口の中に不快な症状がでることって多くないですか?

なぜ知覚過敏症になるの?

1.強く歯を磨きすぎている。
硬い歯ブラシで歯をゴシゴシと磨いてしまっている人は、歯に圧力が掛かりすぎ、歯ブラシで歯を削っているのです。
 歯は硬い組織ですが、酸に接触した後などはとても軟らかくなっています。また、歯の根っこの方は、エナメル質が薄くなっていますので、それほど硬い組織とは言えないのです。
知覚過敏が気になる人は、研磨剤が含まれている歯磨き粉は避けましょう。この研磨剤は、歯に傷をつけやすくなる主な原因と言えます。
2.以外と強い噛む力(咬合力)。
次に、知覚過敏の原因となりやすいのが、歯ぎしり(寝ている時の)や噛みしめ(ストレス状態時の)といった習慣です。
噛みしめは、イライラした時などにしてしまう場合が多いようです。
この時、顎にかかっている力は、男性で約60キロ、女性でも約40キロの力がかかっています。これだけ強い力がかかれば、いくら硬い歯と言えども、時にはヒビが入ってしまいます。
3.歯周病による歯根の露出。
歯の根っこはエナメル質が薄くなっており、外部からの刺激にとても弱いんです。歯周病になると、根っこを覆っている歯茎が下がっていきますので、根っこが露出することになります。
ここを強い力で歯磨きしたり、虫歯になったり、冷たいものや熱いのものの刺激で知覚過敏の症状が出てきます。

次回は知覚過敏症に対する対処法・治療法をご紹介します。
        ↓↓↓

(コラム:こうして治す。知覚過敏症!)

子供の歯を強くする食べもの??

子供の歯は、お母さんのおなかの中の時期から作られています。
生まれて間もない赤ちゃんは、歯が生えていません。けれどもそれは、単に見えていないだけで、歯茎の下には、きちんと歯が存在しており、生後6~8か月ごろ生えてくるのです。

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子供の歯を丈夫にする栄養素!

歯は、歯胚(しはい)という歯の卵のようなものから作られ始めます。この卵をきちんと成長させるには、良質なタンパク質が必要になります。
そして、卵の周りには象牙質という歯の基礎になる部分が作られ始めます。この象牙質の成長には、ビタミンCが必要となります。
さらに象牙質の外側には、エナメル質という最も硬い、歯の表面の白い部分が形成されます。これを作るには、ビタミンAが必要になります。
それから、全体的に歯を石灰化させていくために、カルシウムリンといった栄養素が必要になります。

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これらの栄養素をサプリメントなどで摂るのではなく、新鮮な食材から摂取しましょう。それも、肉や野菜、魚や穀物、それから野菜や果物とった様々な食品から摂取することが望ましいです。
そうすることで、赤ちゃんの歯は強くキレイに成長してくれます。

口内炎ってどうすればいいの?

誰しも、口内炎に悩まされた経験がありますよね。
 でも、口内炎って、いつの間にかできていたり、気づかないうちに治っていたりしますよね。
そこで、今回は口内炎ができる仕組みについて、詳しく説明していきます。

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なぜ口内炎ができるのか??

実は、お口の中というのは、大気中以上に細菌が存在しているのです。虫歯菌や歯周病菌がその一つです。
細菌やウイルスにさらされている私たちの体は、体内の免疫機構によって守られています。けれども、すごく体が疲れていたりすると免疫力が下がり、細菌やウイルスに対して簡単に感染してしまいます。そのような時、食べ物などでお口の中を少し切ったり、傷めたりしただけでも、そこから細菌が侵入して、口内炎を発症させてしまうのです。

また、よく口内炎が繰り返し出来てしまうという人がいますが、そのような方はお仕事が忙しかったり、毎日の食事に偏りがあったりと色々な原因が考えられます。
その他の原因としては、性行為感染症によるものや金属アレルギーにより発症するものもあります。このように、口内炎の発症原因には様々なものがありますのでそれを特定することができれば、予防することも可能になります。
 口内炎はその原因を突き止めることが何より大切です。

どのように口内炎を予防したらいいの??

口内炎はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンA、ビタミンCなどを多く含む食品をとると治りが良くなります。特にビタミンBは、免疫力を高める効果がありますので、緑黄色野菜などサラダをしっかり食べましょう。
また、体が疲れると免疫力が下がりますので毎日十分に睡眠をとりましょう。さらに、お仕事などでたまったストレスもしっかりと解消していきましょう。

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このような口内炎は病院へいこう!

いつもより広い場所(お口の中全体や、唇、それから口角のあたり)まで広がっている場合は要注意です。また、口内炎の症状が10日間以上長引いていたり、発熱などを伴っている場合は、かなり重症化していると言えます。
そうした症状が出ているのであれば、一刻も早く病院へ行きましょう。
 

青魚で歯茎力をUP!!

最近、TV番組や雑誌などで健康に対する特集をよくしているので、何が体に良くて、何が体に悪い食べ物なのかということについて、多くの人がとても敏感になっています。

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青魚はなぜ体に良いのか?

青魚(イワシ・サンマ・アジ・サバ・ブリ・ハマチ)に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった脂肪酸が関係しています。これらは、必須脂肪酸と呼ばれており、体の中で作り出すことができません。ですので、外から摂り込むしかないのです。
 この必須脂肪酸は、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことで血液をサラサラにするのが、DHA・EPAの役割です。また、DHAには脳の老化防止効果EPAには血管をやわらかくする効果があります。

青魚は歯茎を強くする!

青魚を沢山食べたからといって、歯が綺麗になったり、強くなったりすることはありません。けれども、歯を支えている歯茎とは、強い関連性があります。

 私たちはよく熱いものや冷たいものを口にしたり、おせんべいのように硬いものも食べたりしますので、お口の中というのは非常に過酷な環境なんです。ですから、歯茎という組織は強くなければなりません。
そんな強い歯茎を作るのに、必須脂肪酸は欠かせない材料と言えます。

また、歯茎が強くなれば、歯周病や虫歯を予防することにもつながりますので、結果的には歯質の強化にもつながっていくといえます。

食育の合言葉「孫は優しい」

食育ってなぁに?

食育食を通して人間として生きる力を育むこと。
日々、口にする食べ物が、私たちの体をつくり、成長させ、病気に対する抵抗力を生み出してくれます。ですので、何をどれだけ、どのように食べるか。「考えて食べる力」が大切になります。
そこで、今回は食育のキーワード「孫は優しい」正確には「まごわやさしい」なのですが、このキーワードをもとに、歯や体にとって良い食べ物についてご紹介したいと思います。

「まごわやさしい」というのは

一文字一文字が、食生活を改善するのに効果的な、栄養価の高い食材の頭文字を表しています。
では、上から順番に確認していきましょう。

まごはやさしい

「ま」というは、まめ(豆)の略です。
まめというのは、豆腐やみそ、納豆などの大豆製品を表しています。豆には、植物性のタンパク質やマグネシウムも沢山含まれています。マグネシウムは、歯のエナメル質を構成している元素ですので、沢山摂ると歯質の強化にもつながります。

「ご」というのは、ごま(胡麻)を意味しています。ごまには、抗酸化作用があるため、歯茎を始めとした、全身の細胞の老化を防いでくれますよ。

「わ」わかめ(若布)のことで、海藻類全般を指しています。
海藻類は海のものだけあって、ミネラルが豊富に含まれています。歯を作る上で最も重要な材料である、カルシウムが沢山入っているのです。

「や」というのは、やさい(野菜)を意味しています。野菜には、ビタミンやベータカロチンなどが沢山含まれています。

「さ」は さかな(魚)です。
魚からは、EPAやDHAなどの必須脂肪酸などを沢山摂取することができますので、毎日食べることをお勧めします。

「し」は、シイタケなどのキノコ類を指しています。歯や骨をつよくしてくれるビタミンDが豊富に含まれています。

最後に「い」は、じゃがいもやさつまいもなどのイモ類を指しています。

これらの食材を毎日、少しずつでも良いので、バランス良く摂取していきましょう。
食育で強い歯を作り、健康な体を維持しましょう。

糖尿病と歯周病の密接な関係。

徳島県は「糖尿病による死亡率全国ワースト1位」の県て知ってましたか?

今回はお口の病気(歯周病)と糖尿病の関係についてお話します。
糖尿病と歯周病というのは、一見すると何の関係もないように見えますが、実は密接な関わりがあるのです。

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糖尿病患者は、なぜ歯周病を合併しやすいのか?

糖尿病に罹ると、患者さんの血管はどんどん傷ついていき、血液の質も低下していってしまうので、免疫を担っている血球も元気がなくなっていってしまいます。その結果、全身の免疫力も低下していきます。次に歯周病についてですが、これは歯茎に歯周病原因菌が感染することで発症します。つまり、糖尿病によって免疫力が低下していると、容易に細菌感染(歯周病)を起こしてしまうということです。

歯周病には、糖尿病の症状を悪化させる働きがある

具体的には、歯周病の原因菌が産生する毒素が関係しています。歯周病菌は、歯肉などで増殖する時に内毒素というものを出します。これが血管内に入ると、インスリンを作りにくくするように働いてしまうのです。糖尿病では、ただでさえインスリンが足りていないのに、この内毒素はその量をさらに減らしてしまう作用を持っているのです。

そういった意味で、糖尿病の人で歯周病を合併した場合は、歯周病治療にも力を入れなければなりません。また、歯周病に罹っている人は、糖尿病にならないように注意する必要もあります。

歯が痛いときに効くツボ

歯が痛い時(歯痛)に押すつぼを「歯痛点(しつうてん)」と呼びます。
 
歯痛点は全身に2か所(左右で計4か所)あります。
 
歯痛点
 
①一つ目は手のひらの中指と薬指の付け根の間
 
②二つ目は足の裏の親指と人差し指の間から1,5センチくらい下の所
このツボを押すことで、むし歯の痛みを軽減することができるそうです。
 
ただし、このツボは夜中に歯が痛んだり、旅先で痛んでどうすることもできないなど、あくまで、緊急時の対応にしかすぎませんのでご注意ください。
 
このツボを押してもむし歯が治るわけではありません。
歯が痛みだしたらすぐに歯科医院にいきましょう!
 
 

塩で歯みがき。ちょっと待って!!

「塩をつけて歯をみがいています。」という人
塩で歯を磨いたり、塩マッサージを歯茎に対して実践してみたりした人は意外と多いのではないでしょうか?

「塩で歯をみがくと歯にいい」ということは昔からよく耳にします。
確かに、塩で歯を磨くことで、効率的に歯面のプラークを落とすことができますし、塩マッサージによって、歯茎の血行が促進され、歯周病の予防につながることも間違いありません。

けれども・・・歯槽膿漏に対しては少し異なる考えを持ってください。

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歯槽膿漏は、歯肉炎や歯周炎が悪化した結果、生じる病気です。
ですから、歯槽膿漏の歯茎にはすでに、無数の細菌が増殖しています。また、歯茎自体も下がり、場合によってはぶよぶよにたるんでしまっていたりすることもあります。こうなった状態で塩マッサージをしても、それほどの効果は見込めません。

逆に、膿が出てきているような歯茎に対しては、塩マッサージが有害となることもあります。

歯槽膿漏の歯茎は化膿した傷口のようなものです。化膿した傷口に塩を塗りこむのは、良いこととは言えませんね。
歯槽膿漏にかかったら、歯医者さんの指導に従って、治療を進めていきましょう。

カイスの輪③ -糖の要因ー

カイスの輪のお話。今回は砂糖の要因のお話です。

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砂糖の要因としてむし歯予防を考えるには食ものの中に入っている砂糖の量や種類。食べもの自体の性質などをコントロールすることによってむし歯予防をしていきます。

といっても日常生活の中で、まったく糖分をとらないのは無理。
糖分をとらないと人はいきていけません。
では、どうすればいいのでしょう?

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甘いものをとるときの注意点
1.砂糖をキシリートルなどの代用甘味料に変える。
キシリトールは人にとっては甘く感じるのですが、むし歯菌にとっては全く興味のないもの。キシリトールではむし歯菌は酸を作らないのです。
2.砂糖をとるときは、歯にくっつきやすいもの(キャラメルなど)や長い間お口の中にとどまるもの(キャンディー、チョコレート、クッキーなど)を避ける。
お口の中に甘いものが停滞するとむし歯菌が酸を作る時間が長くなってしまいます。
3.甘いものを食べた後は歯みがきや口をゆすぐ。
甘いものを取るとむし歯菌が酸を作りますので、お口の中が酸性になります。歯みがきや口をゆすぐことでお口の中を中性にもどしてあげましょう。